正直な計算式
1回の充電費用 = コンセントから使う電力量 × 単価。コンセント側はバッテリーに入る量より少し多くなります。普通充電では充電器やケーブルで8〜12%が熱になるからです。請求されるのはコンセント側であって、バッテリー側ではありません。「40kWhのバッテリーだから40kWh分」という暗算と実際の請求がずれるのはここです。
なぜ単価を推測せず入力してもらうのか
電気料金の単価は電力会社・プラン・時間帯で倍近く違い、どんな「平均値」を置いても大半の人には間違いになります。検針票やマイページの「電力量料金」なら10秒で見つかり、そのぶんこのページの数字はすべてあなたにとって本当の数字になります。料金改定があっても、この作りなら道具は正しいままです。
段階制料金の落とし穴 — 平均単価を使うと安く出る
従量電灯のような段階制プランでは、使用量が増えるほど単価が上がります。第1段階が20円台、第3段階が40円前後といった具合です。ここで請求書の合計を使用量で割った平均単価を入れると、費用が実際より安く出ます。EVの充電は今の使用量に上乗せされるので、追加分はすべていちばん高い段階で課金されるからです。使うべきは平均ではなく、最上位段階の単価です。
月に300kWhほど使う家庭がEVで100kWh増やすなら、その100kWhは第3段階の単価で効きます。差は月に千円単位になります。夜間が安いプラン(深夜帯が20円台のもの)に変えると効果が大きいのは、この上乗せ分がまるごと安い時間帯に移るからです。
自宅・急速充電・ガソリンの比べ方
- 自宅の普通充電: 基本になる安い充電。夜間が安いプランと組み合わせるのがいちばん効きます。
- 公共の急速充電: 速くて便利ですが時間課金なので、バッテリー残量が多く出力が伸びない状態で使うと1kWhあたりが跳ね上がります。長距離では必要、日常の習慣にすると高くつきます。
- ガソリン車との比較: 2つ目のタブは電費と燃費を同じ「1kmあたり」の計算にそろえて比べます。だから差額は公平な比較です。
よくある質問
満充電にするといくら?
容量 × 単価 ÷ (1 − ロス)。40kWhを空から31円/kWh・ロス10%なら約1,378円です。
ガソリン車より安い?
自宅充電なら1kmあたりおよそ半分以下です。自分の数字は2つ目のタブで。
入れた量より使った量が多いのはなぜ?
充電ロスです。充電器・ケーブル・バッテリー管理で熱になります。
急速充電は高い?
時間課金なので出力しだいです。円/分 × 60 ÷ 平均出力kW で円/kWhに直せます。
単価はどこを見る?
検針票かマイページの「電力量料金」。段階制なら最上位段階の単価を使います。